不動産会社その3

不動産会社 その3 勤続7年

30代での転職(入社時32歳、退職時39歳)

【 この話に見る、就職転職 の ポイント 】

辞めるタイミングも肝心です。いい業績を残したタイミングで辞めるのが気持ちいいものです。すぐに辞めないと自分の立場が危うくなるという状況になる前に、落ち着いて辞めるタイミングをつかみましょう。最短でも1か月後くらいの退職にしたいものです。

もし、あなたや家族が生活に困らないのであれば、ガマンしてイヤな仕事を続ける必要は無いです。修行?にはあまりなりません。イヤイヤ我慢してする仕事は、あなたを傷つけると同時に、お客さんによい結果をもたらさないことも多く、いいことはあまり無いと思います。

もし、あなたや家族が生活に困らないのであれば、すぐに仕事に結びつくことではなくても、してみたいと思うことをしてみるのが「吉」だと思います。してみたいと思うことをしてみて、そのあとで仕事をする必要を感じてから、また就職活動をすればよいと思います。もちろん、してみたいことが仕事であれば一番いいと思いますが。

もし、仕事をしていないと、あなたや家族が生活に困るのであれば、それ自体が仕事を続ける強い動機付けとなる(自分や家族を守るという比較的高い動機付けとなる)ので、まずは今の仕事を続けて、辞めることは慎重に考え、次の就職先を決めてから辞めたほうがいいと思います。

 

さて、この会社での仕事内容です。

仕事内容は、賃貸仲介、売買仲介および賃貸管理でした。賃貸中心の会社だったので、売買仲介は在職中に数件しかしませんでした。

 

ためになったこと

不動産会社1,2のときよりも、店舗数と来店者が多い会社だったので、お客さんと仲良くなったり、他の不動産の人と仲良くなったりも多く、それは楽しかったです。賃貸管理してる物件数も多かったのでクレーム対応や修理やリフォームなども経験を積むことができました。

 

退職への流れ

他の不動産に比べて、少ない人数で多くの物件を管理していたので、仕事が雑になりがちだったり、休みが少なかったりで2年過ぎて3年目くらいから疑問に思ってきました。休みは年間80日切ってましたね(*_*;

社員の人数の少なさから派生する問題が色々あって、辞めることも考えましたが、社長の人柄に惹かれたのと、もうあまり転職したくなかったので、我慢して続けていました。世の中、みんなそんなものだと思っていました。

ある時、10年近く空室だった部屋が決まりました。未修繕箇所を修繕してから入居してもらい、オーナーに請求しました。ところが、入居後しばらくしてから、上司から修繕した個所と同じ個所で修繕の請求が来ました。先日と同じ個所なので、修繕は終わっていることを説明しましたが、上司いわく、10年前に前の入居者が退去後に直しており、今回入居前に修繕した個所は10年間の間に自然に傷んだものであるということでした。現場の状況も確認していましたので、それはありえないことでした。上司の説得を試みましたが、無理でした。

これは、完全に法外行為であり納得できるものではありませんでした。この機会に退職をすることにしました。オーナーへの請求のタイミングがギリギリでしたので、最短2週間後の退職とさせてもらいました。

ところが、退職後に自宅アパートにオーナーから手紙が届き、その後、オーナーの使いの者が押しかけて来たのでした。もちろん、自分の住所は教えていませんでした...